Quantcast
Channel: じゅにあのTV視聴録
Viewing all articles
Browse latest Browse all 513

【ドキュメント72時間】火山の島 フェリーにゆられて行ったり来たり

$
0
0
【ドキュメント72時間】
「火山の島 フェリーにゆられて行ったり来たり」

(NHK総合・2016/6/17放送)
※公式サイト:http://www4.nhk.or.jp/72hours/

<感想>

 「ドキュメント72時間」でフェリーの中を取り上げたのは、以前あったような気がしますが…ちょっとうろ覚えで確かなことは言えませんが。

 それはさておき、活火山・桜島と鹿児島港をつなぐフェリー。思ったほど距離は短いのですね(4km・15分)。私が以前何度も乗船した東京湾を横断するフェリーに比べても半分以下の距離です。しかも24時間運航というのも珍しいですね。

 予想通り様々な人たちが登場しましたが、一番印象に残ったのは火山学者の方の言葉(青字)でしょうか。自然に対する謙虚さを忘れてはいけないということですね。

<視聴メモ・番組内容(いわゆるネタバレ)が含まれています>

・太古から噴火を繰り返してきた火の山・桜島と鹿児島の町をつなぐフェリーがある。全国でも珍しい24時間運航、海を渡る人々の足として昼夜を問わず走り続けている。
・この船で行ったり来たり。3日間過ごしてみたら、どんな人に出会えるだろう。

・3月31日(木)10時。旅のスタートは鹿児島港。沖縄や屋久島行など、いろんな船が行き来する。今回の舞台、桜島行のカーフェリー。毎日1万人以上を運んでいるという。桜島までは僅か4km、たった15分の小さな旅。
・早速、船内をうろうろするグループ。鹿児島で生まれ育った4姉妹。今は結婚してバラバラだけど、毎年家族を連れて懐かしい桜島を見に来るという。
・目の前に桜島が迫ってきた。あいにくの曇り空だけど迫力十分。
・船のデッキを駆け上がる男性がいた。始めたのはけん玉。土木関係の仕事でずっとフェリーを使ってきたという61歳男性。いつも桜島を見ながらけん玉を練習してきたらしい。強風の中でけん玉をするうち、自然と技も上達したという。
・技に見とれているうちに到着。運賃はたった160円。
・到着した桜島は人口約4500人の活火山の島。お店は数えるほどしかなく、みんな買い物や通学で気軽にフェリーを利用するという。
・13時33分。今度は鹿児島港行のフェリーに乗船。土砂降りの中、トラクターで乗り込む人がいた。知り合いから買った中古トラクターにそのまま乗って帰るところ。鹿児島港で屋久島行のフェリーに乗り換え140km。2日がかりの旅なんだとか。口永良部島で農業をしている67歳男性。噴火でずっと屋久島に避難していたけど、最近ようやくふるさとの島へ帰れるようになったという。活火山が多い鹿児島県、みんな厳しい自然と一緒に暮らしている。
・夕方は帰宅する人々で大にぎわい。仕事帰りのカンパチ養殖漁師。塾帰りの双子の兄弟、フェリー名物のうどんで腹ごしらえ。語り合ったり小腹を満たしたり、フェリーはゆったりと進んでいく。
・20時53分。鹿児島港に向かうフェリーに赤い髪の45歳女性。毎週木曜日、仕事を終えてから夜のフェリーでバンドの練習に行くという。若い頃に夢中だったバンド活動を再開したのは2年前。補正下着の会社の店長をしていたが、売り上げ売り上げと追われ体を壊したという。今は夫の実家に暮らし、マッサージ店を手伝う日々。40を過ぎて青春を取り戻しているという。フェリー乗り場にバンド仲間が迎えに来ていた。
・夜通し走り続けるフェリー、深夜まで客足は絶えない。
・午前3時、鹿児島市街に向かう若者。ホストとその客の女性。
・かつて噴火で多くの犠牲者を出した桜島。24時間フェリーは緊急時の避難に備える役割も。

・4月1日(金)8時33分。曇った桜島を一生懸命写真に撮る女性がいた。1年前から広島の大学に留学しているという留学生24歳。中国・四川省出身、これまで見たことがない生きた火山を訪ねてみたくなった。
・大きな荷物を抱えている1人旅の37歳女性。学生時代から世界30か国以上を旅してきたという彼女。訳あって3年前、地元の山梨に戻ったらしい。海外での経験を生かし借り手のいない家を改造してシェアハウスを始めた。ようやく軌道に乗って久しぶりの休みが取れたという。桜島には人を引き寄せる不思議なパワーがあるのかな。
・11時39分。朝の留学生が男性と一緒にいるみたいだけど。足湯で出会って意気投合した2人、これから鹿児島の街を一緒に回るという。
・18時6分。山に動きが。どんどん大きくなる噴煙。高さ3500m。去年6月以来の規模だというけど、地元の女の子たちは、なぜかちょっとはしゃいでる。でも船内は至って冷静。
・20年前に桜島に引っ越してきたという男性。最初に来たときは噴火に驚いていたが、今では慣れっこ。どうやら噴火はごく日常の風景らしい。
・20時58分。船の上から手を振る家族連れがいた。お父さんは飲食店勤務、転勤が多いため2年前から単身赴任中だという。(子どもが)どんどん大きくなっていく姿を見せたいと週末には必ず会いに行くんだという。わくわくしながらお父さんに会いに行く船の旅。大きくなっても忘れないんだろうな。

・4月2日(土)8時29分。フェリーの先頭でじっと山を見つめる人がいた。桜島にある研究所に通う火山学者、噴火を予測するため日々観測しているという。生きた山と付き合うため、人々はずっとその鼓動に耳を傾けてきた。

「自分の方から自然を変えることはできない。自然が何かを話しているときは常に聴くということだけですよね」

・14時45分。真っ白なペアルックで決めたご夫婦。建設業の35歳男性と女性。今日はちょっと特別な日だという。奥さんの誕生日プレゼントを買ってきた。結婚してもう9年だけど、今でも2人でフェリーでデートに出かけるという。外に出るとすごい火山灰。せっかくの服が一気に灰だらけに。つかの間のデートは終了。これからお子さんを迎えに行って、みんなで夕飯を食べるという。
・4時8分。夜明け前、仕事帰りだという人に出会った。繁華街の居酒屋で皿洗いをしているという65歳女性。体を壊したご主人に代わって10年前からフェリーで働きに出るようになった。ペンキ塗装の職人だったご主人といろんな土地を転々としてきた。そして終の住処に決めたのが桜島だった。自分で選んだこの島、火山と一緒に生きていく。

・4月3日(日)6時。積もった灰を朝から清掃、この日も噴火。灰にも負けず今日もフェリーは走り続ける。

(2016/6/19視聴・2016/6/19記)

【ブログランキング】
▼▼ワンクリック投票をぜひお願いいたします▼▼

にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ 


※番組関連の作品(画像クリックでAmazonへ)

川べりの家

Flower Source

※関連ページ
「アンコール 真冬の東京 その名は“はな子”」
「ゆきゆきて 酷道439」
「群馬 伊勢崎 いつものフードコートで」
「異国でハンコをたずさえて」
「北のどんぶり飯物語」
「真冬の自販機の前で・惜別編」
「さらば!俺たちの船橋オート」
「大都会 犬と猫のシェルターで」
「昭和歌謡に引き寄せられて」
「日韓72時間 くらべちゃいましたSP」
「秋田 真冬の自販機の前で」(番外編)
「恋に恋して バレンタイン神社」
「冬・津軽 100円の温泉で」
「真冬の東京 その名は“はな子”」
「大阪・天神橋筋 商店街のベンチにて」
「消印有効 24時間マンモス郵便局」
「東京タワーで見る初夢は」
「札幌 聖夜のバスターミナル」
「東京かっぱ橋 食の道具街で」
「横浜 オールナイトでとんかつを」
「朝までドキュメント72時間」
「秋田 真冬の自販機の前で」
「北の大地の学生寮」
「赤羽 おでん屋エレジー」
「名古屋 地下街・聖なる夜の忘れ物」
「出産ラッシュ!日本一の産婦人科」
「秋葉原 秘密の工房で」
「占いの館 運命の交差点」
「世界最大 古書の迷宮へようこそ」
「歌舞伎町 真夜中の調剤薬局」
「格安航空 眠らない空港で」
「街角のダビング店 よみがえる映像」
「ディープ東京 リトルマニラの片隅で」
「旅漁師 イカ釣り人生」
「老舗ホテル また会う日まで」
「夏の終わり 国会前の路上で」
「夏コミ!“日本一”のコンビニで」
「ファミレス人生劇場」
「大仏を見上げる霊園で」
「中国・大連 日本食材スーパーで」
「ニューヨーク コインランドリー劇場」
「田んぼの中のオアシスホテル」
「路面電車に揺られて」
「東京・下町 男と女のダンスホール」
「福岡・久留米 とんこつラーメン物語」
「“はなキャバ”人生劇場」
「ウワサの猫と商店街」
「沖縄 追憶のアメリカン・ドライブイン」
「大型連休・レンタルビデオ店で描く夢」
「海辺の街のコンテナカラオケ」
「高尾山・なぜかふらりと都会の山へ」
「六本木ケバブ屋・異邦人たちの交差点」
「駄菓子屋・子どもたちの小さな宇宙」
「屋久島・巨木に集う人びと」
「桜をたどって川上へ 多摩川3日間の旅」

Viewing all articles
Browse latest Browse all 513

Trending Articles